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【九州のヲタク】Special | やや、初インタヴュー「何度も何度も惚れ直してる」

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BY asim_ooo 公開 2018年

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東名阪、日本三大都市、本州縦断…いつも忘れられ、後に回される土地“九州”。ごくたまにやってくるアイドルのために、九州全土のヲタクが福岡へ集結することも多い。故に、どの現場に行っても見るのは同じ顔ばかりということも。そんな環境の中、カミヤサキを真っ直ぐ見つめて追ってきた女ヲタがいた。

大分県在住、やや。Twitterではその類稀なるテンションで周囲を圧倒。誰とでも友達、誰とでも仲良し。彼女の辞書に、人見知りの文字はない。彼女が追い続ける「カミヤサキ」はこれまで、BiS→プラニメ→POP→GANG PARADE→BiS→GANG PARADEと活動する場や名前を変え、所属事務所WACKの中でも最も波乱万丈を経験したメンバーだと言えるだろう。そんなカミヤを追ってきたややもまた、波乱万丈の渦に飲まれていたーーー彼女の今まで、そしてこれからへの気持ちを初インタヴュー。

 

インタヴュー&文 : おのみ

写真 : おのみ

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幾多のドラマを選択してサキちゃんが今ギャンパレにいること 

 


ーー早速ですが、ややさんがカミヤサキさん(以下カミヤさん)を好きになったきっかけを教えて下さい。

 

やや : TIFを見てたんですよ。ニコ生で放送されてて。その時に出てきたプラニメのパフォーマンスに惚れて。P2Mの振り付け、今と違ってヘドバンだったんですよ。正直、女の子が頭振って踊ってる姿を見て衝撃が走りました。でももう釘付けで。目が離せなくなっちゃったんです。一種の一目惚れ状態ですね(笑)。それからツイッターを探して片思いスタートです。

 

ーー遠距離片思いですね(笑)。初めて会ったのはいつですか?

 

やや : それが最近思い出したんですけど、2014年のボロフェスという京都でのイベントが初めましてでした。一人で遠征。移動時間めちゃめちゃ寂しかったです(笑)。
LIVEは有難いことに最前で見れて。
接触もツイッターのリプでの認知があったのでやっと会えたね!って感じでした。私はそれどころじゃなく案の定号泣でしたが(笑)。

 

ーーややさんはいつもカミヤさんのことで泣いている印象です(笑)。彼女のどんなところに惹かれたのでしょうか。

 

やや : 私、もともとでんぱ組.incのオタクだったんですよ。皆さん割と通ってると思うんですけど。元気にオタクしてたはずなんですけど、でもなんか疲れちゃって。人間関係も仕事も上手くいかない時に趣味でも悩むのめんどくさいなぁって思ってオタク辞めたんです。
そんな時に出会ったというか見つけたのがカミヤサキさん。白黒でなんの面白味もない、ただ仕事して帰って寝て仕事って感じだった私に色をつけてくれたんですよ。一瞬でフルカラーです(笑)。演者として歌って踊ってる姿も、ファンのことをしっかり見てるところも、生き様も人間臭さも全部に惚れて。そして何度も何度も惚れ直してる感じです。

 

ーー素敵ですね。GANG2のPVともリンクするようで。

 

やや : そうなんです!なので初めてGANG2のMVを見た時に泣いちゃって。色々な感情が溢れちゃったんです。自分のことと合わせたりとかして。でも、一番大きかったのは大好きなGANG PARADEに大好きなサキちゃんがいるということ。サキちゃんがBiSにトレードになった時、正直モヤモヤしてたんですよ。サキちゃんがBiSで頑張る、傷跡残すってなった時も素直に応援できない自分がいたりして。その直後にGANG PARADEが福岡に来ることが決まって「大好きなグループなのに推しがいない状態」。九州の皆が喜んでる中、もちろん私も嬉しかったんですけど何でこのタイミングなんだろう?何で会えないんだろう?何で何でってその時は沢山考えちゃいました。ライブは楽しかったんですけどオタクたちとも距離を感じてしまったんです。今だから言えますけど…ここだけの話でお願いします(笑)。

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やや : 結局、BiSのサキちゃんを見たら命を削って死にものぐるいで頑張ってて。こんなことでモヤモヤしてちゃダメだな、って思えたんです。でも、心の中ではギャンパレのMVが出る度にサキちゃんが歌ったらとか考えちゃってモヤモヤしっぱなしだったんですけど。
なんだかんだでトレード終了が発表された後もサキちゃんがギャンパレで練習してるような感じがツイッターだけだと見えなかったんですよ。そこがギャンパレの良さでもありプロ意識の高さだと思うんですけどめちゃめちゃ焦っちゃって。後のインタビュー記事でココちゃんが「サキちゃんとも練習してる」ってコメントしてくれたんですっごい安心しました。

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やや : そんな感じでモヤモヤを引きずりまくってモヤモヤしたままGANG2を見たんです。すごいんですよ!一瞬でモヤモヤは吹き飛ぶし、安心したし、快晴!って感じで(笑)。そんな中歌詞の「幾多のドラマから選択を迫られてもどかしい思いどうしよう」ってあるんですけど、やっぱりサキちゃんも悩んでモヤモヤしてたんだなって。表に出さないだけなんですよね。その時本当に、本当に今あるこのドラマを選んでくれてありがとう。待ってたよ。という気持ちでいっぱいで…すいません……考えちゃうと涙がとまらなくて…(笑)。

 

ーー熱く語っていただき、気持ちがとても伝わって来ました。ところで、ややさんがカミヤさん以外に熱く語っている印象があるのが茂野吾郎さんですが、お好きなんでしょうか。

 

やや : 茂野吾郎!大好きです!アニメが放送されてて弟が見てたので何気なく私も見始めたんですけど。好きなところというか、吾郎には惹かれるところがあって。
最初の方で吾郎のご両親が亡くなってしまうんです。小学生の私には刺激的すぎました。その後も「茂野吾郎、主人公なのに呪われてんじゃないの?」ってくらい悲運続きなんですよ。ピッチャーの命である肩を壊したり、野球部のない学校に編入させられたり、メジャーデビューしたのにイップス(過去のトラウマから完全な投球ができなくなる)になったり。でも挫折を繰り返しながらも好きなことを諦めない姿に子どもながらに感銘を受けて。あと、周りの人を巻き込んで気持ちを動かす力が吾郎にはあるんですよ。そこには自信だったり努力だったりがついてくるとは思うんですけど頑張ってる吾郎だからこそ、なんですよね。キャラクターじゃん、仮想の世界じゃん、って言われたらそれまでなんですけど小さい頃から吾郎には沢山の勇気をもらいました。大好きなんです!本当に!いちいちカッコイイんですよ。はぁー…好き……本当に大好きカッコイイちゅちゅちゅち(文字数

 

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 ※この記事はフィクションとノンフィクションです。お付き合いいただきありがとうございました。

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